校長
眞鍋
亮平
株式会社電通 執行役員
エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター
1997年入社。CMプランナー、クリエイティブ・ディレクター、第5CRプランニング局長を経て、2024年から現職。エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターとして、最適なテクノロジーやメディアを掛け合わせる統合プランニングを得意とする。カンヌライオンズゴールド、クリオゴールド、アドフェストグランプリなど国内外の受賞多数。2020年クリエイター・オブ・ザ・イヤー。
AIの進化によって、広告クリエイティブは新しい局面に入っています。正確に、効率よく届ける部分ほどAIに任せられる。だからこそ人に求められることは、答えを急ぐことではなく、問いを深くすることです。なぜこのブランドは存在するのか。なぜこの企画は今、社会に必要なのか。なぜ人の心や体は動くのか。その「なぜ」を掘り下げ、本質的な意味を見出し、社会に届くアイデアへ変えていく。今、その力が必要とされています。
「アイデアの学校」は、その力を鍛える場所です。頭と手を動かし、悩み、試し、壊し、また考える。その過程で、第一線のクリエイターからフィードバックを受け、仲間と切磋琢磨しながら、自分なりの思考と表現、そして得意技を身につけていく。学生のうちからシビアな課題に向き合い、チームで企画し、人に伝える経験は、きっと将来の土台になります。何より、自分で考えたアイデアで、人に笑ってもらえたり、驚いてもらえたり、感動してもらえたりする。その時に得られる多幸感は、病みつきになります。
私自身の原点は大学4年生のときに通った、雑誌社が主催する「広告学校」。私はここで、一生かけて挑戦したいと思える広告クリエイティブの魅力にとりつかれました。いまだに迷うことがあると、講義が行われていた東京タワーの麓のビルに行って、初心を思い出すようにしています。この夏からはじまる「アイデアの学校」もまた、皆さんにとってそういう原点になってくれると嬉しいです。
受講生の中から、次代のクリエイティブを担う人がきっと生まれると信じています。私も、講師陣も、本気で向き合います。自分の可能性を試したい人は、ぜひ飛び込んできてください。
副校長
高草木
博純
クリエイティブ・ディレクター/アートディレクター
1992年電通入社。もとはアートディレクター、今はクリエイティブ・ディレクターという役職ですが、あまり区別はありません。36×36 pixelのアイコンからボーイング747のペイントデザインまで、大小関係なく、幅広く、楽しく、クリエイティブすることを大事にしています。近年はその仕事の幅がさらに広がり、携帯電話に住む妖精づくりから、商品の開発デザイン、デバイス開発、コンテンツ開発、キャラクター・メンテナンス事業の再定義、社員教育サポート、企業ビジョン策定..などなど何でも担当しています。カンヌライオンズ・NY One Show・CLIO Awards・NYADC・広告電通賞・新聞広告賞(日本新聞協会広告委員会)・グッドデザイン賞など受賞しつつ、審査員も。
アイデアってなんだ。アイデアの学校ってなんだ。ほんとに学べるのか?アイデアを。そんな無視できない疑問が目の前にある。だってそうじゃないか。世界はいまこんなに変わってしまったんだから。 いままで僕らが「アイデア」だと思ってきたものは、もう「アイデア」とは呼べないかもしれない。世界は流れ、僕らはいま、かつてないあたらしい世界の上に立っている。僕たち自身はたいして変わってないのにね。 リクエストを打ち込むだけで、まるで思考したかのようなアイデアが表示されるようになった、この“生成後の世界”では「これからどうなる?」ばかりが問われてる。あたらしい理の先に何があるのか皆不安で、未来のことばかり知りたくなる。でも。 未来ばかり探している足元では、今日もアイデアが休むことなく生まれ続けている。意味や価値があるかなんて関係なく、怒涛の大瀑布がごとくお構いなしに流れ出している。だからそんな“生成後の世界”にあっさり失望しそうになるけれど、そりゃ違うんじゃないかと僕は思う。 だってだって、今日も「良いアイデア」はちゃんと輝いてるし、「すんげぇアイデア」は彗星のように空を駆けるし、「まぁまぁのアイデア」もぜんぜん無視できないし、「イマイチなアイデア」たちの無償の努力だって、じーわじわ効いてるよね?そう、世界は変わっても「僕ら」はたいして変わっちゃいない。今日もアイデアに魅了され、蹂躙され、驚かされ、導かれて生きている。アイデアを聞いただけでいきなり未来の景色見えちゃうし、コロっと騙されちゃうのは、いつだって誰かのとびきり素敵で憎たらしいアイデアだ。 あらまー結局、相変わらず僕らはアイデアのことが大大大好き♡じゃん! 最強のアイデアがあったら絶対スルー出来ないもん。だからこの「あたらしいアイデア」について、僕のなかに答えが無くたってぜんぜん怖くない。みんなと一緒に考え、迷い、探して、試行すればいい。議論すればいい。 つまり「きみのアイデア」があればいいんだ。 ま、そんな感じで始まる今年の夏はきっとすごい夏になると思うなー。…どかな?