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Digital Transformation 生活者インサイトを見据えた独自のDX

本記事は、
2023年12月14日(木)〜
2024年1月10日(水)の
募集期間中のものです。
※出演者の所属・肩書きは、
現在と異なる場合がございます。

構想から実装まで伴走。
電通が起こす
ビジネス変革とは

広告会社の枠を超え、国内電通グループのリソースを統合的に提供し、クライアントの課題解決にコミットする「Integrated Growth Partner」(IGP)を目指す電通。今回、BX(ビジネストランスフォーメーション)とDX(デジタルトランスフォーメーション)の領域で採用強化を図るにあたり、電通だからこそ可能な提案や得られる経験・スキル、同社で働く魅力について、部長2名にお話を伺いました。

未知なる領域に挑み、
IGP実現に向けて
変革を続ける

電通では、「Integrated Growth Partner」(IGP)というビジョンを掲げています。IGPとは、国内電通グループが持つさまざまなソリューションを統合(Integrated)することで、クライアントの価値向上やビジネス変革を通じた事業成長を実現し、人々の暮らしと社会全体の持続的成長(Growth)にコミットしていくパートナー(Partner)として、企業と社会への貢献を目指すというものです。

私たちは長らく、広告などのマーケティングコミュニケーション領域を中心にクライアントをご支援してきました。ただ、現在では生活のデジタル化が進み、最先端マーケティングの手段が多様化していることに加えて、マーケティングのインフラ整備なども必要になっています。そこで私たちはクライアントの成長を「あらゆる側面」で支援しようと、領域を拡張させてきました。

IGPの実現にあたっては、4つの事業領域を掲げています。商品・サービスとお客様との出会いから購入、再購入に至る顧客体験を変革・デザインするCX(Customer Experience Transformation)、複数のメディアを効果的に組み合わせ、高度化した広告コミュニケーションを提供するAX(Advertising Transformation)、顧客基盤となるシステム構築も含めてマーケティング基盤自体を変革するDX(Digital Transformation)、既存の強みを生かしたビジネス変革や新規ビジネスの創出支援を行うBX(Business Transformation)です。

この4つの「X」は正解のない「未知」の領域で、クライアントとともに未来をつくる仕事です。事業に変革と成長をもたらしつつ、新しい価値を生み出して、クライアントのビジネス全体や社会に、広く深く貢献することを目指しています。

クリエイティビティと
実現可能性を両立し、
一気通貫で変革を支援

トランスフォーメーション・プロデュース局DXビジネス戦略2部部長/山内 明子

トランスフォーメーション・プロデュース局
DXビジネス戦略2部
部長/山内 明子

はじめに、今回募集するBXコンサルタントおよびDX事業プロデューサーの役割についてお聞かせください。

弓田:BXコンサルタントは、国内電通グループの多様なケイパビリティを統合しながら、クライアントの事業変革や企業変革を担うポジションです。経営ビジョンの策定や組織風土の改革、新規事業の創出のようなテーマを支援する機会が多くあります。それらがドキュメントによる提案だけでなく、クライアントとともに変革を推進していく、実行に寄り添うことも特徴です。

山内:DX事業プロデューサーは、クライアントの事業変革における全体戦略の構想策定から、その後の開発を含めた実装までをワンストップで担うポジションです。クライアントの事業部とともにサービスを開発したり、新しいソリューションを導入したりしながら、新製品やサービスの開発、既存製品やサービスのリニューアルを一気通貫で支援しています。BXコンサルタントとの連携も多いですね。

BXデザイン局 BXプロデュース2部 部長/弓田 拓也

BXデザイン局
BXプロデュース2部
部長/弓田 拓也

実際にどういったプロジェクトに関われるのでしょうか。

弓田:BX領域だと、総合家電メーカーの周年に伴うプロジェクトが印象に残っています。当初依頼されたのは、周年プロジェクトにまつわる社長のプレゼンテーションのプロデュースでした。

そのクライアントは、家電を祖業とした世界的な企業ですが、家電以外にも複数の事業の柱が育ち、事業の多角化により大きな成長を実現した結果、自社を簡潔に定義したり発信したりすることが難しくなり、経営層もどのように自社をブランディングすべきか悩んでいるという状況でした。

そのような課題意識を受けて、「節目だからこそ、企業の存在意義を明確にしましょう」と提案し、企業のパーパスや、次の節目までどのような未来を創るかなど、より根源的な議論をご一緒させていただくこととなったのです。さらに、パーパスを見直すと、今度はその実現に向けたあらゆるアクションが動き出します。例えば新規事業開発や組織の風土改革など、一連の変革を推進することができました。

広告事業で長年培った信頼関係を基盤に、周年事業にまつわるコミュニケーション領域だけでなく、企業変革まで広く支援できたと実感する、心に残る事例です。

山内:隠れた課題を適切にキャッチアップし、提案・実現につなげる、まさに電通らしい進め方ですよね。

DX領域では、製造業のお客様の「モノ売りからコト売り」への移行を手掛けた事例があります。クライアントが目指す「コト売り」に対して、そもそも誰をターゲットにしたどのようなビジネスモデルにするのかを、事業環境のリサーチ・考察を踏まえてゼロベースから構想しました。構想後も「本当にそれが世の中に受け入れられるのか」を検証してから実際のサービス開発へ移り、グロースの支援をするなど、ローンチまでのプロセスを一貫して支援した事例です。

そのなかで電通らしさを発揮できたと思うのは、まず生活者視点を取り入れられたことです。電通が長年蓄積してきた生活者調査のデータをもとに仮説を立てながら、生活者の真のニーズに迫ることができました。

もう一つは、アイデアを実装する力です。電通といえば「クリエイティブに特化した組織」という印象があるかと思いますが、それだけではありません。国内電通グループの多様なリソースとさまざまなバックグラウンドを持つ社員の知見をコラボレーションすることで、サービスの実現可能性や現実的なマネタイズモデルを見極めることも可能です。こうしたクリエイティビティとフィジビリティへのコミット、両面を武器にしたことで、クライアントの事業変革を構想から実装までご支援できた良い事例になったと感じます。

従業員が数十万人規模の
クライアントの組織改革に
携わる機会も

電通でBXやDXに携わることで得られる経験ややりがいについて教えてください。

山内:構想力と実装力は間違いなく身に付けられます。仮説をもとに調査をして、「これは新しく世の中に提言する価値がある」と思えるものを見つけた瞬間は、特に仕事の醍醐味を感じますね。

さらに見つけたものをサービス化して、世の中に送り出す瞬間にまで携われることは大きなやりがいです。事業変革を支援する過程において想定外のイシューも出てくるなか、多数のステークホルダーの意見をまとめ上げながらゴールに向けて率いていく力が求められるので、プロジェクトマネジメント能力も磨かれます。

弓田:あとは、パーパスの策定や新規事業の開発など、「広告会社」の枠を超えてクライアントの事業成長に貢献することができる点も大きいですよね。

もちろん、広告事業からいきなり飛び地、あるいは非連続でBXやDXに取り組んでいるわけではありません。BXやDXにおいて欠かせない生活者視点や、改善の積み上げではなく「クライアント企業の特徴や魅力」を見つめて価値起点で物事を考える思考プロセスは、電通で長らく培われてきた特性で、ビジネスパーソンとして大きく成長できる場だと思います。

また、従業員が数万人や数十万人規模の日本を代表する企業様の組織改革に携わる機会も多いため、責任重大である一方、大きなやりがいも得られるはずです。

改めて、電通の最大の強みはどんなところにあるとお感じですか。

山内:やはり「人」の多様性でしょうか。私のチームには、コンサルティング事業に長けたグループ会社であるイグニション・ポイントからの出向者もいます。また、SIerやデータ分析に特化したグループ会社もあり、クライアントの課題やフェーズに応じて、電通のリソースを潤沢に活用する。そんな人もリソースも幅が広い環境です。

多様なメンバーがいるからこそ生まれる多様な発想は、変革の際には不可欠な要素です。電通はその強みを最大限発揮できる体制が万全に整っており、バックグラウンドや専門性の異なるメンバーと一体となってクライアントの課題解決に向かうことができます。

弓田:本当にその通りだと思います。付け加えると、電通にはビジネスプロデューサーという営業職のメンバーが約2,000名います。クライアントの規模によっては、数十名のビジネスプロデューサーがクライアントの各部署を担当して、長年対話を重ねてきました。そこで育まれた信頼関係や集合知があるからこそ、提案領域や支援領域を広げやすいのだと思います。

また、電通は社内やグループ間での連携が容易だからこそ、プロジェクトの局面ごとに多様なプロフェッショナルの力を借りることができます。その場その場で必要な人材を柔軟にアサインしながら、一つのゴールに向かって価値提供を続けられるのは、電通の組織体制やチームワークがあってこそだと実感します。

改善志向ではなく「未来志向」で
──前向きに変革を実現に導く

そういった組織で、今どのような方を求めているのでしょうか。

弓田:経験面では、3年間以上のコンサルティング経験や、事業会社における新規事業開発経験のある方を求めています。前職で培ったコンサルティング能力や事業創造力を生かしつつ、「国内電通グループのリソースをどう活用するか」という視点を持って周りのメンバーとコラボレーションをしながら、問題解決に導いていただきたいです。

また、クライアントの変革を支援するポジションであり、電通自身も企業として変革の最中にあるからこそ、変化を楽しむことのできるメンタリティの方ほど伸び伸びと活躍できると思います。

山内:未来を構想して「どのような新しい価値を世の中に提供していくか」といった視点を持って、クライアントの課題解決に挑める方を求めています。土台はありつつも、課題解決のためのアプローチのフレームワークは自由度が高く、各メンバーに委ねられています。多様性を受容しつつ、能動的に自身のアイデアを試していきたい方にも合っていると思います。

カルチャー面の魅力や働きやすさはいかがですか。

山内:私のチームはキャリア入社の方が多数在籍しているということもあり、バックグラウンドや強みの違う者同士、認め合い尊敬し合う意識が醸成されていて、とてもフラットな環境です。

また、私は子どもが二人いるのですが、マネージャーとしてとても楽しく働けています。仕事ぶりが適切に評価される評価制度があり、誰もがマネジメント層になれるチャンスがあると感じています。

フレックスタイム制度やリモートワーク制度も活発に利用されており、始業前に子どもを保育園に送るなど、多くのメンバーが家庭の時間も大切にしながら業務時間を調整しています。女性だけでなく、男性も3カ月や半年間にわたって育児休暇を取得するなど、一人一人の働きやすさにコミットした環境が整っていると思います。

これまでの経験を生かしながら自分らしいキャリアを描きたいという思いを持った方にお会いできるのを、楽しみにしています。

弓田:私のチームにも、新卒入社の社員、キャリア入社の社員、電通デジタルなどのグループ会社からの出向者といった、多様なバックグラウンドを持つメンバーがいます。そして、メンバー同士でディスカッションをして、互いの経験や知見を共有しながら新しい価値を共創していく土壌があります。

また、メンバーとマネジメント層でキャリアビジョンについて話し合う機会も定期的にあるため、今後を見据えたときに必要な経験、それらを積むことができるポジションを気軽に相談できます。キャリアの道は一つではありませんし、未知の領域に挑み続ける電通でこそ築ける経験もあるので、新しいことをし続けたい方にとっては絶好の場でしょう。

生活者の視点に立ちながら、「クライアントや社会に新たな価値をもたらしたい」「まだ見ぬ未来を自らの手でつくりたい」という方は、ぜひご応募ください。