01ATSUKO KUCHIBA | STRATEGIC PLANNING

LIFE

012拠点生活で循環をつくる

ATSUKO KUCHIBA口羽 敦子
STRATEGIC PLANNINGストラテジックプランニング2005年入社

Q.今、情熱を持って取り組んでいることはなんですか?

資源を循環させること。これを日々、実践しています。プライベートでは、家庭内での循環生活にチャレンジすべく、4年前から平日は川崎市、週末は八ケ岳で過ごす、2拠点生活を始めました。生ごみをたい肥にして庭の畑で野菜を育てて食べる。庭の枯れ枝を燃料にして生活をする。コーヒーフィルターや麦茶パックなど日々の生活の品を、石油由来の使い捨てから自然素材の繰り返し使えるものにする。最近では、ヘチマを種から育てて、食器洗い・掃除のスポンジにするのが楽しい(笑)。息子たちと一緒に、トライアル&エラーしながら取り組んでいます。そして、それを仕事へ生かす。わが家から地域社会へと拡大させ、より大きなソーシャルインパクトを生むために、平日を過ごす川崎市で、栄養循環の仕組みづくりのプロジェクトを仲間と共に立ち上げました(エコワリング川崎)。地域住民、自治体、企業が一体となった資源循環を加速させていきたいです。

Q.過去のどのような経験が、今のあなたをつくっていますか?

ブツ切れをやめたらOnly Oneの強みができる、と思ったからですね。そう実感したのは、子供を産んでから。育休明けの仕事は、それ以前に比べて、各段に楽しくなったんです。それまでの「私」に加えて、共働き女性、2児の母親など、新たな肩書が掛け合わさって、自分らしいOnly Oneの強みが強化された気がしました。もっとワークとライフの境目をなくしたら、人生全体が楽しくなる。そう実感したから、平日は仕事に没頭、週末に自然でリラックス、というブツ切れをやめて、かねて興味があった「2拠点生活/週末移住」というライフスタイルに踏み出しました。大好きな自然を「ストレスからの解放の場」ではなく、「衣食住の暮らしの場」にしたかったんです。そして、思い切って自給自足のまねごと生活を始めてみたら、資源循環の課題が見えてきた。山と里と都会もブツ切れではない。何とかしたいという想いが強くなってきた時、電通という会社の強みを生かしてやるべきこと、できることもたくさん見えてきて。これ、今、私が、アクションすべきじゃない?と思ったんです。

Q.仕事が旅だとして、あなたが見てみたい、「誰も見たことがない景色」は何ですか?

人間が生きていること自体が、地球や社会をどんどん良くしていくような、好循環がうまく起こっている、全く新しい世の中を見たいですね。資源が回れば回るほど、社会の血流も良くなって、人と人のつながりが深まって、みんなが健康で幸せに暮らせる世の中を。そういう世の中では、一人ひとりが、Only Oneの「らしさ」を発揮して、どんなライフステージにいても、社会に生き生きと貢献できているはず。そこに向かうプロセスである仕事は、自分が強く興味をもったこと、出会った仲間たち、多種多様な業務など、いろんな刺激を受けながらアクションをし続けることで、その人にしかない強みを形作っていく旅だと思っています。

2拠点生活の週末の棲家

チェーンソーで玉切りする八ヶ岳での週末

Q.どんな学生でしたか?

小学生から大学生まで、興味の対象は違えど、何かに没頭していましたね。大学生の頃は、タイと日本の懸け橋になる!という夢に向かって、タイに留学したり、タイ料理店でバイトしたり、卒論研究ではタイでフィールドワークをやったりと、タイに没頭していました。

 

Q.電通に入ろうと思った理由

「世界中の、一人ひとりの生活を、もっとハッピーなものに変えたい」という純粋な思いがありました。「人間をハッピーにする」という、本質的でありながら複雑すぎる課題に対して、何がハッピーかは一人ひとり違うので、その手段を特定されない仕事に就きたいと思い、行きついたのが電通でした。

栄養循環プロジェクト「エコワリング川崎」

小屋も薪小屋もなんでもDIY

Q.THE 8 WAYSの中で、好きな言葉を教えて下さい。

THE 8 WAYSとは?
WE ARE A FORCE FOR GOOD | 世の中の幸福。それは、クライアント以上の、私たちのクライアント。

それが今、一番自分がしたいこと。そして、それを世界で一番できる会社だと思って、電通で働いているから。

Q.百色名刺から、その色を
選んだのはなぜですか?

COLOR
NUMBER
006

スカッ!と晴れた空の色。みんなが気持ちよくなれる色。

Q.入社前の自分と、どこが変わったと思いますか?

実現不可能なことはないと思えるほどの、能力が高い多様な人財の集合体なので、「自分が何とかしなきゃ」ではなく、「どう仲間を生かせるか」という考え方に変わりました。

 
 

Q.学生時代の
自分に言いたいこと。

もっともっと没頭して、掘り下げろ。もっともっとアクションして、吸収せよ。そして、もっともっと本を読んでおこうね(笑)。