06HIROFUMI HAMAGUCHI | DIGITAL MARKETING

LIFE

06より良い社会をデータで支える

HIROFUMI HAMAGUCHI濱口 洋史
DIGITAL MARKETINGデジタルマーケティング2004年入社

Q.今、情熱を持って取り組んでいることはなんですか?

「生活者に許諾いただいたデータを適切に活用し、良いサービスを提供していくことで、さらに生活者はデータを提供したくなり、その結果、提供されるサービスが改善される」という、データマーケティングの好循環を構築することで、より良い社会の実現を目指しています。この好循環を構築するためには、「生活者がデータを提供することで、自分自身や世の中にとって良いことが起こる」と実感していただくことがポイントです。そこで、生活者のインサイトに詳しい電通に活躍の場があります。生活者のインサイトを適切に捉えて、喜んでデータを提供したいと思う顧客体験を、企業の皆さまと一緒に考え、実現/提供していけるよう、日々活動しています。この積み重ねが、データマーケティングの好循環構築に寄与していくと思っています。

Q.過去のどのような経験が、今のあなたをつくっていますか?

データを使えば全て解決するわけではないですが、適切なデータを活用して、分析を行っていくことで、「企業からみると成功確率を高めていくこと、生活者からみると自分に合ったマーケティングが提供されるということ」を実現できるという経験をしてきました。例えば、あるスーパーで20代女性が揚げ物を買ってくださることが増えているように店頭では見えたので、クーポンを20代女性に配布することにしました。しかし、全然使われませんでした。データで分析してみると、確かに20代女性は揚げ物を買ってくださっていたのですが、それは月に1回でした。月に1回無性に揚げ物を食べたくなるタイミングがあり、毎日食べたいわけではないことがわかりました。この結果を活用し、クーポンの利用期間を3日から2週間に延ばすことで、利用率は大きく改善されました。あとで考えれば当たり前に思えますが、こういった「新しい当たり前」をデータから、1つ1つ見つけていき、積み上げていくことが大切だと思っています。

Q.仕事が旅だとして、あなたが見てみたい、「誰も見たことがない景色」は何ですか?

生活者が好きなように自分のデータをためられて、好きなところに提供し、最適なサービスを納得の上、享受できることが「何気なく」行われている社会です。今、対面の人間関係においては、同じお友達の部類に入る方であっても、自分自身の情報をどこまで公開するかを、相手に合わせて誰もが無意識にコントロールし、自分自身にメリットがある範囲で、適切な量を開示していると思います。同じことを人同士だけでなく、デジタル上で、人と企業や政府、団体との間でも行っている社会です。情報を提供したくないと思ったら、もう提供する必要はなく、誰に何を開示しているかがわかっている状態となります。そんな、生活者にとって透明性のある社会が実現されていくことで、より社会に対して、生活者ときちんとつながっていくために、適切なデータ許諾を求め、適切な顧客体験を提供していこうというモチベーションの働きかけが行われ、データマーケティングの好循環が広がっている未来です。

データテクノロジーセンターの仲間との日常業務風景

Q.どんな学生でしたか?

データを使って、リスクを制御しながら投資するという手法が好きで、金融工学を専攻していました。金融工学をCM取引や映画投資に適用することで、マーケティング投資をしやすい環境を作っていくことを研究していました。マーケティング投資が増えれば、生活者の皆さまがより必要としているサービスと巡り合う機会が増え、より良い社会がつくれると思ったからです。

 

Q.電通に入ろうと思った理由

金融工学を専攻していたため、金融機関を第一に考えましたが、周りに同じようなスキルを持った方が多く、自分が何か新しいことをできるイメージがありませんでした。そこで、電通というこれからデータ活用の可能性がある会社に入ることで、Only Oneになり、自分とは異なるスキルや思考を持つ皆さまと一緒に働くことで、新しいものをつくれるのではないかと思い、志望しました。

電通の許諾を取得した上で活用可能な生活者行動データ群

データマーケティング推進のために設立された電通クロスブレイン

Q.THE 8 WAYSの中で、好きな言葉を教えて下さい。

THE 8 WAYSとは?
WE MAKE IT REAL | 企画書やプレゼンはただのプロセス。実施して成果を上げるのが私たち。

口だけの人間じゃなくて、ちゃんと形にし、実現して、少しでも社会の役に立ちたいと考えています。

Q.百色名刺から、その色を
選んだのはなぜですか?

COLOR
NUMBER
087

新卒で担当させていただいた日本経済新聞の紙面に一番近い色。

Q.入社前の自分と、どこが変わったと思いますか?

自分がやりたい仕事かどうかだけでなく、周りの仕事仲間にとって、一緒にプロジェクトを行ってくださるクライアントさまやパートナーにとって、生活者の方にとって、いろいろなステークホルダーの皆さまにとって、「この仕事には意味があるのか」を考えられるようにはなりました。一人で仕事はできないので、自分なりに考えることはとても重要なことだと思っています。

 
 

Q.学生時代の
自分に言いたいこと。

「いろいろな人のお話をちゃんと聞きなさい」です。自分と違う意見に対面した時に、「この人何を言ってるんだろう?論破してやろう」と学生時代は考えてしまっていました。どうしてこの結論に至っているのか、そこには自分と違う考え方や前提があるはずで、それは何なのか?本当に自分自身が正しいのか?をきちんと考えていく。その方が自分自身の幅が広がりますよ、と伝えたいです。