28MITANI SOHEI | DIGITAL MARKETING

LIFE

28データの力で、人と社会をつなぐ

MITANI SOHEI三谷 壮平
DIGITAL MARKETINGデジタルマーケティング2010年入社

Q.今、情熱を持って取り組んでいることはなんですか?

「データクリーンルーム」を活用した、データに基づくマーケティングの進化に取り組んでいます。データクリーンルームとは、いわば“無菌室”のイメージで、生活者のプライバシーを保護しつつ、高度な広告配信や効果検証が可能になる、分析と施策実施の基盤です。特に、大手プラットフォーム事業者は、広告の配信結果はもちろん、プラットフォーム上での興味関心、検討内容、購買履歴など、生活者理解に役立つ大規模な行動データを生活者の許諾を得たうえで取得しており、こうしたデータに一定の条件下でアクセスできることがデータクリーンルームの魅力の一つです。従来アクセスが難しかった、大規模な行動データを用いることで、より生活者を深く理解し、生活者にとって良い顧客体験の提供や、企業にとって生活者のファン化など、より適切なクライアント企業と生活者の関係性を構築していきたいと思っています。

Q.過去のどのような経験が、今のあなたをつくっていますか?

入社当初はデジタル広告の部署で、特にダイレクトレスポンス広告と呼ばれる、その場での商品やサービスの購入を直接的に促すデジタル広告を担当していました。デジタルは計測がしやすいこともあり、クライアントからお預かりした広告予算で事業成長にどれだけ貢献できたか?という成果に対する説明責任への意識が注入されました。そんな中、大手自動車メーカーのマーケティングのデジタル化プロジェクトに参画し、デジタル広告の進化を担当する機会を頂きました。自動車は検討期間が長く、直接的な購入の評価は難しい商材ですが、そんな中でも説明責任を果たすため、当時黎明(れいめい)期だった位置情報を活用したディーラーへの来店を評価する構想を提案し、予算化から計測機器の設置、来店数の可視化までを実現しました。この経験が、どんな商材であっても技術とデータの活用で効果検証を進化させ、根拠に基づく意思決定の支えとなれる、という信念の原点となっています。

Q.仕事が旅だとして、あなたが見てみたい、「誰も見たことがない景色」は何ですか?

データという根拠に基づいた意思決定の幅を広げていくことで、マーケティング施策の精度をより高めていきたいと考えています。これは、単に企業にとってのメリットというだけでなく、生活者にとってもより有益な情報が得られやすくなりますし、広告を対価とした各種サービスのポテンシャルを広げられる、世の中的にも価値があるチャレンジだと考えています。医療の世界では、「根拠(エビデンス)に基づく医療」が導入されて治療成績が向上してきました。これは、勘や経験ではなく、データに基づいて治療方針を決定する考え方です。マーケティングの世界でも同様に、データに基づく意思決定による進化が期待できますし、取得できるデータの範囲はどんどん広がっています。長期のデータを蓄積することで、子どもの頃に目にした広告によって、何十年も先に購買につながった効果まで可視化できるような、広告をまるごと“科学”できる未来を見たいと思います。

Cookieフリー時代におけるデータマーケティングに、日々向き合ってます

データクリーンルーム環境を一元管理するシステム基盤「TOBIRAS」

Q.どんな学生でしたか?

中学生の頃から情報をまとめたサイトを当時日本上陸直後のコンテンツ連動型広告で収益化したり、大学ではコンサルのバイトで業界リサーチやマーケット分析をして大手クライアントに報告したりと、情報を整理してまとめるのが好きでした。

 

Q.電通に入ろうと思った理由

文学部で宗教学を専攻していたのですが、周りに埋没しないためにニッチ戦略を取ることにしました。中学時代からの経験を踏まえ、デジタルで新しい稼ぎ方をつくりたい、という軸からあえて遠そうな会社を受け、一番伸びしろが大きそうだった電通を選びました。

様々な記事で、新しい取り組みを随時発信しております

大好きなインド料理を自宅で。ビリヤニを作ってみました!

Q.THE 8 WAYSの中で、好きな言葉を教えて下さい。

THE 8 WAYSとは?
WE MAKE IT REAL | 企画書やプレゼンはただのプロセス。実施して成果を上げるのが私たち。

データそれ自体ではなく、最終的な成果までつなげることが価値、というのを常に意識しています。

Q.百色名刺から、その色を
選んだのはなぜですか?

COLOR
NUMBER
095

インド料理が好きなのでオレンジと緑を交互に(国旗)

Q.入社前の自分と、どこが変わったと思いますか?

情報を整理するのは以前から好きでしたが、整理した情報に基づいてどういう意思決定をして、何を実現したいのか、という後工程まで想像できるようになったと思います。ソリューション開発には、データや分析技術といった素材を整理するだけでなく、そこから何を引き出すか、の後工程が必要不可欠で、それが培われてきました。

 
 

Q.学生時代の
自分に言いたいこと。

領域を自分で決めずに、面白そうなものには手を出していきましょう!