※本記事は、2026年4月23日(木)に
公開されたオンライン
イベントに基づきます。
出演者の所属・肩書きは、
現在と異なる場合がございます。
キャリア入社の
社員が語る仕事のリアル
~電通のデータ
マーケティング最前線~
2026年4月23日、電通のキャリア採用ウェビナーが開催されました。テーマは「データマーケティング最前線」。異業種や他社広告会社から電通にキャリア採用で入社した2名の社員が、現場で実感している仕事の面白さや、電通ならではのカルチャーについて本音で語りました。
データを起点に「ボーダレス」に
課題を解決する
プランナーとアナリストの
共創が生む、精緻な戦略
伊藤:「データマーケティング」と聞くと、統計やプログラミングの高度な知識が必要だと思われがちですが、実態は少し異なります。電通ではプランナーとアナリストがタッグを組んでプロジェクトを進めています。その中でもプランナーはデータから見えたことを、ブランド戦略やコミュニケーション戦略、施策設計へつなげていく役割を担います。
私たちが扱うのは、プラットフォーマーが持つ行動データや、クライアントが保有するファーストパーティデータ、そしてAIなど多岐にわたります。例えば映画のプロモーションでは、検索データからターゲットのボリュームを推計し、興行収入を最大化するための最適なメディア配分を導き出すという、細かなメディアプランニングを行いました。
また、ベビーケア用品のプロジェクトでは、電通が持つデータとクライアントのデータを掛け合わせ、AIによるターゲットセグメンテーション案や「AIペルソナ」を作成しました。AIペルソナへの擬似インタビューを通じてインサイトを探り、そこからブランドメッセージを開発するといった、上流の戦略立案にもデータを活用しています。
データマーケティング局
プランナー
伊藤 萌子
外資系広告会社にて営業・戦略プランナーに従事。2023年に電通入社。マーケティング局を経て、2025年からデータマーケティング局に在籍。ブランド戦略、コミュニケーション戦略から実行までクライアントの課題解決/成長支援に邁進。
自分の意志次第で領域を
広げられる環境
伊藤:電通のデータマーケティング局の魅力は、一言で言えば「ボーダレス」であることです。データの分析結果を出すだけではなく、そこからブランド価値を探索するワークショップを運営したり、新しいデータ活用のソリューションをパッケージ化したりと、自分のやりたいという意志があれば、どんどん領域を広げてチャレンジできる土壌があります。
私自身、業種やカテゴリーに縛られず、幅広いクライアントをご担当させていただきました。日本国内だけでなく、グローバル案件もやらせていただいているのが自分としては嬉しいポイントです。
一番上流のブランド戦略からコミュニケーション戦略を立てて㏚やキャンペーン、メディアの配分まで一つの領域に閉じずに多岐にわたる課題の解決に取り組むことができるというのは、この電通のマーケティング局の大きな魅力なのではないかなと思っております。データを起点に一つの領域に留まらず、幅広いクライアントの様々な課題解決にチャレンジできる環境があることも、面白さの一つだと感じています。一人でできることは限られていますが、多様なプロフェッショナルとチームを組み、気持ちよく働きながら新しいものを創り出せる方には、最高の環境だと思います。
「消費者視点」を武器に、
組織やサービスを動かす
広告宣伝部だけではない、
多角的なクライアント向き合い
辻:私が電通に入社して実感しているのは、「消費者視点を軸に、広告の枠を超えて人を動かす」面白さです。かつて広告会社の主な窓口はクライアントの広告宣伝部でしたが、現在は経営層やCX(顧客体験)部門、事業部門など、対面するクライアントの幅が劇的に広がっています。
あるコングロマリット企業(多角経営企業)のプロジェクトでは、飲食店、金融、小売といったグループ内の異なる業種を横断し、一連の顧客体験を最適化することでファンを増やす、というミッションに取り組みました。
ここでは、単なる広告制作にとどまらず、新サービスの企画案や、店舗での声掛け、アナウンスの見直しといった地道な領域まで、あらゆる「コミュニケーション」をデザインの対象としています。
データマーケティング局
プランナー/コンサルタント
辻 佑介
新卒で広告会社に入社後、プランナーや営業として勤務。その後ベンチャー企業でCMOとして働き、2024年に電通入社。入社時よりデータマーケティング局に所属し、マーケティング戦略から実行まで、特にCXを軸にした顧客の課題解決/変革支援業務に従事。
コンサルティングファームとの
違いと「完遂力」
辻:電通では「消費者視点」や「マーケティング視点」への期待が、CX部門や事業部門など幅広い部署に広がっています。新設されたCX部門から相談を受け、コンサルティングファームと競合する中で、「消費者体験」を起点にした提案が評価されました。こうした幅広い部署との接点を持ち、マーケティングの力で課題解決に向き合えることも、電通ならではの強みだと思います。
戦略フェーズではコンサルティングファームと競合することも多いですが、電通の強みは「最後のエグゼキューション(実行)まで泥臭く向き合う姿勢」にあると感じます。
要件が曖昧な段階からの相談であっても、クライアントのありたき姿を構造的に理解し、具体的な形に落とし込んでいく。そして、関係各社の経営層への行脚や現場向けのワークショップなど、実際に「人を動かす」ところまで伴走する。この粘り強さと、消費者を動かすためのクリエイティビティが掛け合わさることで、電通ならではの価値が生まれるのだと思います。
広告の枠を超えて、
「人を動かす」仕事へ
辻:電通に入社して感じているのは、「広告をつくる会社」というより、「人を動かす会社」なんだなということです。
実際、プロジェクトの中では、新サービスの企画を考えることもありますし、生活者がどんなインサイトを持っているのかを掘り下げていくこともあります。一方で、かなり地道なところでいうと、店頭での声掛けやアナウンスを見直していく、みたいなことまで企画することもあります。
でも、そこって全部つながっていると思っていて。広告かどうかは、実は本質ではなくて、「どうすれば人が動くのか」「どうすれば体験が変わるのか」を考えること自体が、電通に期待されていることなのかなと思っています。
なので、今いる領域だけじゃなくて、新しい領域や切り口で自分のアイデアを発揮したい人にとっては、すごく面白い環境なんじゃないかなと思います。
【Talk Session】
キャリア入社だからこそ
見える電通の真実
AI活用と求められる
マインドセット
伊藤:業務効率化はもちろん、クライアントへのソリューション提案にもAIを積極的に組み込んでいます。大事なのは、AIが出した「正しそうな回答」を鵜呑みにせず、それが「イケてるか」「正しいか」を自分の頭で判断する力です。
辻:提案のクオリティチェックにAIを使うこともありますね。人的バイアスを排除し、論理的な違和感がないかを確認するなど、使い方は広がっています。
入社して感じた
「良い意味でのギャップ」
辻:正直、入社前は「体育会系で中途には厳しそう」というイメージもありましたが(笑)、実際は全くそんなことはありませんでした。むしろ、一人ひとりの「これがやりたい」という思いが強く、かつ他者の意見に対しても柔軟な人が多い印象です。
伊藤:会社のリソースが膨大なので、最初はどこに何があるかを把握するのに時間はかかりましたが、周囲のサポートが手厚く、孤立することはありませんでした。中途入社の同期(約10名のグループ)が、部署を超えたネットワークの起点になったのも心強かったですね。
ワークライフバランスと
子育ての両立
伊藤:2歳と小学生の子どもがいますが、メリハリをつけて働いています。チームの理解も深く、カレンダーにお迎えや育児のための「ブロック」を入れるのは当たり前。22時以降の残業禁止やPCの強制シャットダウンなど、制度としての制約も機能しています。
辻:前職、前々職と比べても、電通の方が労働環境の安全性は高いと感じます。プロジェクトに投入される人数も手厚いため、一人がすべてを背負い込むことがなく、有給や中抜けも非常に取りやすい文化です。
今後チャレンジしてみたいこと
辻:世の中には、まだ発見されていない良いものってたくさんあると思っていて。それを見つけて、本来の価値を発揮できる状態にしていくような仕事はやっていきたいなと思っています。正しい努力や熱量が、ちゃんと価値として伝わるように翻訳していくことも、電通に期待されていることなのかなと思っています。
伊藤:電通は本当にいろんな仕事ができる環境だと思っています。広告という枠に縛られず、生活者の声やトレンドを起点に、新しいビジネスや商品をクライアントと一緒につくっていくようなプロジェクトには、今後ぜひチャレンジしていきたいですね。
これから電通を
目指す方へのメッセージ
伊藤:電通に入社して、関われる案件の規模もキャリアの幅も大きく広がりました。広告という枠に縛られず、クライアントのビジネス成長を共に作りたいという方と一緒に働けるのを楽しみにしています。
辻:「成長の踊り場」にいると感じている方や、新しい領域にチャレンジしたい方にとって、電通は刺激的で面白い人たちに囲まれてスキルを磨ける最高の場所です。後悔のない選択になると思います。