LIFE

Google Gemini


Google Gemini


急速に進化するAIは、未来をどう変えるのか。人類がまだ知らない問いの最前線で、一つのチームが答えを探し続けている。若手メンバーを中心に結成された「Firstthing」は、GoogleのAI「Gemini」のコミュニケーション施策を手がける。彼らは、自ら問いを立て、Geminiと“遊び”、広告を超えたプロトタイプを次々と生み出している。「まだ誰も見たことのない武器」を手にした彼らは、何にワクワクし、どこへ向かおうとしているのか。チームを牽引する鈴木、そして最前線でGeminiを使いこなす日俣、取越、小里に話を聞いた。

INTERVIEW

  • 鈴木 健太

    鈴木 健太

    CREATIVE

    クリエイティブディレクター。広告を越境したコミュニケーションや、映像監督としてMV・映画・ドラマを幅広く手がけている。美大中退。趣味はF1観戦、好きな食べ物はホッケ。クリエイティブインキュベーター「Firstthing」を立ち上げ、代表を務める。

  • 日俣 千樹

    日俣 千樹

    CREATIVE

    クリエイティブプランナー。美大時代から慣れ親しんだ映像・デザイン・AIの知見を積極的に企画に取り込んでいる。新しいつくり方を生み出すことを目指して勉強中。休日は「一人映画祭」と称し、テーマを決めて一日中映画を観続けるのが趣味。好きな食べ物はうずらの卵。

  • 取越 和貴

    取越 和貴

    CREATIVE

    プランナー。関西オフィス所属。入社後はマーケティング局に在籍し、公募試験を経てクリエイティブへ。Web動画やSNSなどデジタル領域を中心に担当。休日は瀬戸内海の島々を巡るのが趣味。好きな食べ物はなすび。

  • 小里 陽香

    小里 陽香

    CREATIVE

    プランナー。GIRL’S GOOD LAB と Firstthing に所属し、PR領域や、若年層・女性向け商材の企画を担当。趣味は平成ドラマを改めて見返すこと。好きな食べ物はお寿司(特にネギトロが好き)。

INTERVIEW /01

20代を中心にしたチームは
どのように生まれたか

  • 犬タビュアー

    犬タビュアー

    鈴木さんも含めて20代のメンバーが多いと聞きましたが(2025年12月時点)、なぜ若手を中心としたチームになったのでしょうか?
  • 鈴木

    鈴木

    特に意識をしていたわけではありませんでした。少し背景をお話しすると、僕はもともと映画や映像作品が大好きで、学生時代に「YouTube クリエイター」という職業が一般化していく、そのモメンタムを間近で見ていた世代でした。入社前には「アバンティーズ」や「はじめしゃちょー」などのクリエイティブに携わることも。今の生成AIには、当時と同じような空気を感じています。まだ未来がどうなるかわからない一方で、とてつもない可能性を秘めた存在。そんな「正解のないもの」の最初の一歩は、これまでの経験上、怖がらず「まずは飛び込んでみる」のが正解だと思っています。その不確かさごと楽しもうとしてくれたのが、結果的に若いメンバーでした。

  • 犬タビュアー
    あえて若手にチャンスを渡したかった、という意図もありますか?
  • 鈴木

    鈴木

    僕自身、入社2年目の頃にNTT docomoの新プラン「ahamo」のローンチという大きなプロジェクトのクリエイティブを先輩から任せていただいた経験があり、そのときに「打席に立つことでしか得られない成長がある」ことを実感したんです。今回の「生成AI」という未知の領域も、正解が見えないからこそ、面白がれる人にはぜひ打席に立ってほしいと思っていました。そうした思いで声をかけていったら、職種もバックグラウンドもさまざまな、カオスだけど熱量のあるチームができあがったのだと思います。

  • 犬タビュアー
    進め方も通常の広告制作とは違うそうですね。
  • 鈴木

    鈴木

    とてもおもしろいです。通常の広告制作のように資料を作り込んで提案するのではなく、日々Googleの方とチャットで直接やり取りをしながら進めています。思いついたアイデアのビジュアルをGeminiのNano Bananaで生成して、「これどう思いますか?」「え、いいですね!」という会話からその場で企画が生まれていくようなスピード感です。

  • 犬タビュアー
    企画を実現するために、チームで大事にしていることは?
  • 鈴木

    鈴木

    未曾有のプロダクトだからこそ、各メンバーの「こうすべき」という意見を大事にしていて、より広い社会に生成AIの楽しさや素晴らしさをどう伝えていけるかを日々ディスカッションしながら、企画に落とし込んでいます。アイデアは当然クリエイターだけが生み出すものではありません。プロデューサーや関係会社のみなさん、友達とのふとした会話だったり、いろんなところに溢れています。そういう日々の記憶や感覚をみんなで持ち寄って、企画しています。

INTERVIEW /02

AIを「相棒」にして
想像をカタチにする

  • 犬タビュアー
    取越さんはどのような仕事を担当されているのですか?
  • 取越

    取越

    僕は、芸人さんとともにGeminiを活用した「面白いこと」を発信する仕事を担当しています。たとえば、マヂカルラブリーさんと一緒にGeminiを使ってゲームを作る企画を行いました。

  • マヂカルラブリー野田さんと一緒に一からゲームをつくる企画。

    マヂカルラブリー野田さんと一緒に一からゲームをつくる企画。

    マヂカルラブリーのお2人と一からGeminiの色んな機能を学ぶ企画。

    マヂカルラブリーのお2人と一からGeminiの色んな機能を学ぶ企画。

  • 犬タビュアー
    企画の過程でも、Geminiを活用されているのでしょうか?
  • 取越

    取越

    そうですね。マヂカルラブリー野田さんとのプロジェクトでは、Geminiを使って実際にいくつかのコンテンツをデモンストレーションとして作って、Geminiの機能説明とともにデモを芸人さんや事務所の方々に見せながら、「これ、おもしろそう!」を一緒に探っていったりしています。

  • 野田さんが作った「ペットカードジェネレーター」。<br />自分のペットの画像からGeminiでカードゲームが作れる。

    野田さんが作った「ペットカードジェネレーター」。
    自分のペットの画像からGeminiでカードゲームが作れる。

  • 犬タビュアー
    AIを使うことで企画のやり方は変わりましたか?
  • 取越

    取越

    やはり「アウトプットをすぐに作れる」という点が、クリエイティブの作業においては一番強いと感じました。ゲーム制作のように、これまでは専門スキルが必要で自分の手が届かなかった領域でも、AIを使えばまずは自分で作ってみることができる。その感覚は、大きく企画の進め方を変えたと思います。

  • 犬タビュアー
    AIの活用によって、仕事のやり方自体も変わってきてるのですね。
  • 取越

    取越

    そうですね、自分自身の作業で使うのはもちろんですが、点と点をつなげるように企業やブランドとのコラボレーションも最近では生まれています。どの企業も今「AIの活用法を身につけないと!」「でも、どう使おう?」という課題感を持たれている中で、「じゃあどういう使い方をしたら面白くなるんだろう」というところを一緒に考えさせていただいています。AIのクリエイティブは昨年頃からとにかく増えていて、表現の幅が似通ってきています。今後はさらに企業さんやブランドの価値をしっかり伝えるためのオリジナルなAIの使い方が必要だと思っています。

  • チームは、AIの使い方をよりわかりやすく伝えるために<br />デモンストレーションキャラクターを生み出し、<br />SNSなどでコミュニケーションを行っている。名前はSNSで募集中。

    チームは、AIの使い方をよりわかりやすく伝えるために
    デモンストレーションキャラクターを生み出し、
    SNSなどでコミュニケーションを行っている。名前はSNSで募集中。

  • 犬タビュアー
    このキャラクターは、どのような経緯で生まれたのですか?
  • 鈴木

    鈴木

    Geminiの画像生成などのデモンストレーションする際に、「こうやったらできるよ」ということを伝えるためのアイコンとなるキャラクターがいた方がいいよね、という雑談のなかで生まれたのが始まりです。僕らにとっては「デキるAIスタントマン」のような存在。日々高速にアップデートがあるGeminiの新機能を「実験」をするときに活躍していただいています。本当に、かわいい。

  • 小里

    小里

    思いのほかソーシャル上で「愛されキャラ」になっていきましたよね。生成AIってどうしても「ハードルが高いもの」というイメージを持たれがちですが、この子が橋渡し的な役割を担ってくれているなと感じています。

INTERVIEW /03

Geminiの輪を広げ、
未来の可能性につなげる

  • 犬タビュアー
    コミュニティを広げるためのイベントも開催されていると聞きました。
  • 小里

    小里

    「Gemini Day」や「Gemini Jam」というイベントを開催しています。そもそもAIってまだまだ使い方も広がっていないので、Geminiをどう使うかを一緒に考える仲間の輪を広げることが必要なんじゃないかということで始まりました。クリエイターやインフルエンサーをはじめ、学生や社会課題に取り組む方などをお呼びし、リアルな会場でワークショップを行っています。

  • Gemini Dayの様子。

    Gemini Dayの様子。

  • 日俣

    日俣

    機能紹介にとどまらず、「この機能を使うと、ここまでのアウトプットが作れる」というところまで一緒に体験してもらう、共創型の取り組みですね。実験する中で見つけた、調べても出てこない最新の使い方を入れ込むようにしています。さらに、これからのAIへの正しい向き合い方を一緒に議論し、考える場にもなっています。

  • 小里

    小里

    Geminiを何かを生み出す時のパートナーとしてとらえ、一緒に新しいものを作り出していってほしい、という思いを込めて、さまざまなジャンルの界隈に向けて輪を広げています。

  • 鈴木

    鈴木

    毎回参加者と一緒にGeminiというプロダクトを本当に掘り下げながらやっています。Geminiは日によってちょっと精度が変わる、本当に「成長期の子ども」みたいなプロダクトなので、正解がないんです。通常の広告案件とは違い、このプロジェクトはキャンペーンをローンチして終わりではなく、世の中とGeminiとの関係性をどう築いていくか、いわばPR(パブリックリレーションズ)そのものを作っていく仕事なんです。

  • 犬タビュアー
    お話を聞いていて、長期的な視点で「文化を作っていく」ことをしようとしているのだなと思いました。
  • 鈴木

    鈴木

    まさにそうですね。「AIってすごい!」と驚かせることがゴールではないし、むしろ大事なのはそこではありません。僕が本当に面白いと思っているのは、AIをきっかけに新しい時代の文化や社会良識そのものをつくっていくことなんです。

  • チームは、雑誌『BRUTUS』と組み、AIがBRUTUS編集部のように記事を提案してくれる「もしもし、ブルータス。」という実験的なコラボレーションも行っている。創刊45年分のアーカイブをGeminiに読み込ませ、「BRUTUSと会話ができる電話ボックス」を制作した。

  • 犬タビュアー
    雑誌『BRUTUS』とのコラボ「もしもし、ブルータス。」は、どのようにして始まったんですか?
  • 鈴木

    鈴木

    BRUTUSさんで僕が連載をしていたことがあり、編集長とお話しさせていただいた際に「BRUTUSには人格があるんだよね」とおっしゃったんです。それがすごく面白いなと思って。

  • 犬タビュアー
    雑誌の人格……面白そうですね。
  • 鈴木

    鈴木

    「もしBRUTUSと話せたら楽しいだろうな」「それって今ならAIでできるかもね」と話がふくらんでいきました。具体的に誰かからお願いされたわけではなく、雑談から始まり、お互いに気が合って「じゃあちょっとやってみよう」と手を取り合った、少し変わったプロジェクトです。

  • 犬タビュアー
    リアルイベントならではの反響はどうでしたか?
  • 鈴木

    鈴木

    想像以上でした。「BRUTUSと話したい人」がこんなにたくさんいたんだ、ということが実感できました。質問内容も、「渋谷や銀座のカルチャーはどうなっていくと思う?」といった話から、日頃の恋愛相談、哲学的な話まで様々でした。質問を投げかけるとAI(BRUTUS)が、「そういえばあの時は、私はこういう風に言っていたよ」と、過去の号の内容を引用して話してくれるんです。その体験に感動される方が多かったです。いとうせいこうさんにも体験いただき、インタビュー記事の中で「つまり、これって誰でもBRUTUSの編集長になれるってことだよね」とおっしゃっていたのがとても腑に落ちました。

  • 犬タビュアー
    企画を行う上で、意識していたことはありますか?
  • 鈴木

    鈴木

    どの企画もそうですが、AIをどう使うかより、なにをしたいか、なぜそれを今すべきなのか、がまずは一番大事。HOWではなくWHYを常に意識しています。AIはビッグデータの中から「最大公約数」的な言葉を紡いでいくのが得意。超高度なテクノロジーではありますが、AIに人格はありません。しかし、『BRUTUS』には人格があり、個性がある。「BRUTUSと話してみたい」という多くの人と共有できる欲求があり、それを叶えるツールとしてGeminiがある、という関係性が良いなと思っています。

  • 犬タビュアー
    実装してみてどうでしたか?
  • 鈴木

    鈴木

    同じ質問でも、Geminiに聞くのと、「もしもし、ブルータス。」で聞くのとでは、全く違う答えが返ってきます。BRUTUSは最大公約数とは真逆の、かなり偏った回答を返してくる。その「偏愛」こそが、これからの時代に大事なんじゃないかと言ってくださった方がいて、それがすごく嬉しかったですね。

  • さらにチームは、音楽アーティストや映像クリエイターを巻き込み、AIと共にミュージックビデオを制作する「Music Video with Gemini」も展開している。Googleの動画生成モデル「Veo」などを活用し、アーティストと映像監督のコラボレーションを支援するプロジェクトだ。

  • 犬タビュアー
    「Music Video with Gemini」は、どのように始まったのですか?
  • 日俣

    日俣

    映像クリエイターのみなさんとおこなった「Gemini Day」をきっかけに生まれました。世の中には、制約が理由で実現できなかったMVや、すごくいい曲なのにMVがないものがたくさんあります。AIを使えば、その障壁を超えられるかもしれない。実現できなかった映像が、叶えられるかもしれない。そんな思いからはじまりました。

  • 鈴木

    鈴木

    これまでの映像生成AIの多くは「すごいけど、まだそこまでかな」という印象でした。ところが2025年5月、Googleの新しい動画生成A I「Veo 3」が発表された時、次元が違うレベルのクオリティに突然到達し、映像作家たちの間に動揺が広がったんです。僕自身も作家としてざわつきました。AIで映像が作れる時代に、映像の驚きとはなんなのか。どんなことに人は心を動かされ、新たな映像文脈が生まれるのか。それを知りたいと思い、さまざまな監督やアーティストに声をかけていきました。それが「Music Video with Gemini」の始まりです。

  • 犬タビュアー
    起用されているアーティストも監督もとても豪華ですよね。
  • 鈴木

    鈴木

    日本を代表する監督たちが参加してくださいました。監督自身が直接プロンプトを書きながら「まだまだだ」「もっとこうしたい」と粘っている姿を見て、人間の仕事が代替されるというより、新しい仕事や表現の楽しみが今この瞬間に増えたんだと思いました。

  • 日俣

    日俣

    本当にそう思います。「AIはあくまで紙とペンに過ぎない」とGoogleのみなさんやチームで話します。コアの部分はその人の個性やアイデアが重要で、どれだけAIで作れるようになってもその部分は変わらない気がします。プロが本気で使う、AI作品のベンチマーク(お手本)がこのプロジェクトからたくさん生まれました。全員アプローチがまったく違いましたね。

  • 鈴木

    鈴木

    AIに対する懸念の空気もとてもあります。かつてYouTubeクリエイターも「ちょっとダサい」「まだ踏み出せない」という空気がありました。でも、「あの人が面白く使っているなら僕もやってみようかな」「これができるなら、こんなことに使えそう」という風に、作品が世に出ることで気づきが生まれていく。すぐに受け入れられるものではないと思いますが、時間をかけてクリエイターの新しいエネルギーになるGeminiのあり方を見つけていきたいです。

  • 犬タビュアー
    こうしたユニークな取り組みは、Googleのビジネスにどうつながっていくと考えていますか?
  • 鈴木

    鈴木

    先ほどの話にもつながるのですが、「Music Video with Gemini」や「BRUTUS」とのコラボレーションなどの取り組みは、Geminiと人の在るべき関係性を体現する「お手本」を作ることだと思っています。さまざまな良い関係性の前例をつくることで、少しずつ世の中にとって「AIって選択肢もありかも」という仲間を集められると、次の時代のクリエイティブが芽を出していくと信じています。

INTERVIEW /04

仕事を、自分のものにする

  • 犬タビュアー
    この仕事を通して感じた「やりがい」はなんですか?
  • 日俣

    日俣

    とりあえず前に出れば仕事を任せてもらえるし、「一つのことに特化して詳しければ、そこで頼ってもらえる」という感覚を強く持ちました。領域や年次に関係なく、「自分の『看板』を掲げて仕事ができる」みたいなところがすごく良いと思っています。このGemini案件に限らず、なにか一つの領域についてとんでもなくオタクになるとか、知識を深めるとか、とにかく発言し続けることをしていれば、ちゃんと「自分の仕事」というものが持てるんだと実感しました。それは、若手にとってすごく希望のあることだと思いますし、そこがとにかくやりがいですね。

  • 鈴木

    鈴木

    結局、最後に残るのは「個人の力」なんです。バッターボックスに立ち続けていれば、気づいたら自分が本当にやりたい仕事につながっていくのかなと思います。よく「挑戦できる環境がいいです」という言葉を聞きますが、それって他責思考ですよね。環境に任せるのではなく、自分から行く気概のあるひとは、自分の価値を自らつくることができる。AIの進化と共に、その人にしかできない仕事やクラフトマンシップが信頼につながり、「超・個の力」みたいな時代に突入している感覚があります。最終的には、その人がどんな価値を生み出せるかを自分自身で証明しつづけなければいけない。仮に成功しても、成功体験を忘れて新たなことに挑戦する、といった力が若手は特に大事だと思います。

  • 犬タビュアー
    今後、このチームで新しく挑戦してみたいことは何ですか?
  • 取越

    取越

    もともと建築学科だったこともあって、Geminiを使って「リアルなモノ」を作ることに惹かれています。ゆくゆくはGeminiを活用して家を建てることもできるようになるかもしれません。ホテルをつくるのもいいですね。プロダクトだったりグッズだったり、そういったリアルに触れるものを作っていくことは、これからますます大事になってくる気がします。

  • 小里

    小里

    「もしもし、ブルータス。」のように、Geminiをリアルに体験できる装置として、いろいろな場所に設置していきたいですね。リアルな体験の場を東京だけに限定しちゃうのはもったいないなとも思っていて。地方にも、やっぱりAIに対して「怖い」とか「知らない」という人はまだいっぱいいると思うんです。なので、例えば地域の市役所や区役所などの公共施設で、生成AIを活用した施策を実施してみたいという気持ちがあります。ローカルな課題解決にも、興味があります。

  • 鈴木

    鈴木

    AIかどうかというより、「社会のため」「誰か一人のため」に役に立つものを作ることがより一層大切かもしれません。AIを使えば、「その人個人のためのアプリ」みたいなものが本当に簡単に作れるようになります。今までは「みんなにとっていいアプリ」にする必要があったけど、これからは個人に最適化したものが作れる。その地域にしかない課題を解決するのはすごくいいですね。

  • 日俣

    日俣

    僕はやっぱり「新しいつくり方」「新しい表現」に一番興味があります。かつて写真技術が発明され、目の前の景色がなんでも記録可能になったことで、情景描写にとどまらない表現を追い求めて映画が生まれました。そんなふうに、AIもかつての映画に位置付けられる「新しいつくり方」を発明している過渡期にあると思っています。例えばリアルタイムでAIとやり合う演劇とか、お笑いライブでもいいし、映画を撮るということでもいいんですけど。AIが入ることによって生まれる「新しいつくり方」を、もっと拡張させたいなと思います。

  • 鈴木

    鈴木

    個人的には、今やっていることをグローバルに広げてみたい。日本で起きていることは、もっと世界でも通用する部分があるとずっと思っています。僕は外国語が喋れないけど、きっとGeminiが助けてくれそうな予感がしています。