※本記事は、2026年6月2日(火)〜
2026年6月29日(月)の
募集期間中のものです。
出演者の所属・肩書きは、
現在と異なる場合がございます。
日本発の
コンテンツを世界へ。
世界を熱狂させる
IPプロデュース
株式会社電通が掲げる3つの事業領域の一つ「スポーツ&エンターテインメント(S&E)」では、IP(知的財産)の成長支援やソリューション開発を通じて、顧客と社会の活力創出に挑んでいます。今回、エンターテインメント領域におけるIP事業開発プロデューサーの採用強化にあたり、アニメビジネスの第一線で活躍する2名にインタビュー。世界を舞台にIPをプロデュースする醍醐味や、電通ならではの強みについて伺いました。
世界で存在感を示す。
電通のノウハウで仕掛ける
海外戦略
エンターテインメント
ビジネス・センター
プロデューサー/清水 瑛美(左)
エンターテインメント
ビジネス・センター
プロデューサー/本多 祐(右)
──電通は現在「マーケティング」「ビジネス・トランスフォーメーション」「スポーツ&エンターテインメント(S&E)」の3つの事業領域を掲げていますが、そのなかでS&Eが果たす役割を教えてください。
本多:S&Eは、電通が掲げるIGP(Integrated Growth Partner)、すなわち「顧客と社会の成長を共に創り出すパートナー」というビジョンの実現に向けた重要な成長分野の一つです。スポーツやエンターテインメントが持つ「人の心を動かす力」を起点に、圧倒的な感動を生み出しながら、それを確かなビジネス成長へとつなげていく。この「感動」と「持続的な成長」の両立こそが、S&Eの使命です。
清水:IGPとは、クライアントだけを指すものではありません。電通はあらゆるパートナーと向き合う会社で、S&E領域においては権利元のIPホルダーの皆様もまた、共に歩む大切なパートナーです。電通が持つ多角的な機能をフル活用し、IPの価値を最大化させる。あるいは、IPそのものをゼロから共に創り上げる。IPビジネスの全工程において、パートナーと伴走するのが私たちの役割です。
──お二人が所属するエンターテインメント領域の特性をお聞かせください。
本多:従来、日本発のIPを海外展開する際は、海外のディストリビューターにプロモーションまで一任することが一般的でした。しかし、世界各地に拠点を持つ電通は、グローバルネットワークを駆使し、現地のクライアントへ直接IPを提案することで自らプロモーションを主導できます。目指しているのは、単なる支援者ではなく、世界のエンターテインメント業界で存在感を放つ「一流のIP企業」となることです。
清水:特に私たちが携わっているアニメビジネスでは、コアなファンの熱狂をいかにマスへと波及させ、大きなムーブメントへと昇華させるかがカギです。ここで生きるのが、多種多様なクライアントの課題を解決してきた電通の知見です。対象の本質的な価値を緻密に分析し、世の中を動かすメッセージへと変換して届ける。このマーケティングのDNAをIPグロースに転用することで、作品のポテンシャルを最大限に引き出しています。
諦めない力が成果を生む。
世界のファンを魅了する徹底したこだわり
──お二人が手掛けたプロジェクトの事例を教えてください。
本多:私は、人気漫画を原作としたアニメ作品のソーシャルゲーム化プロジェクトを推進しています。電通がこの作品のアジアの権利窓口を務めていることから、海外のゲーム会社からオファーをいただき始動したものです。原作元をはじめとする製作委員会と海外企業の間に立ち、ライセンス設計から事業スキームの構築、ローンチ後の運営方針の策定までを社内メンバーと体制を組み一気通貫でプロデュースしました。
清水:電通が出資者として製作委員会に参画している、漫画原作のアニメ作品のプロジェクトに携わっています。私はアジア圏で作品を広める責任者として、劇場版公開時の宣伝戦略から商品化を軸としたライセンスビジネス、さらには映像配信まで、アジア展開のすべてを担いました。
──電通だから実現できたことや困難を乗り越えたエピソードはありますか。
清水:プロジェクトでは、電通の強みである「諦めない力」の重要性を再認識しました。例えば、海外のライセンシーから「SNSで何十件も発信したい」「商品化するアイテムの種類を最大限増やしたい」と要望があれば、手間を惜しまず徹底的に向き合いました。
ビジネスとして効率のみを追求するならば、投稿数や商品バリエーションを絞ることも可能です。しかし、妥協しようと思えばいくらでもできる一方で、追求しようと思えばどこまでも価値を広げられるのがエンターテインメント領域です。「パートナーの熱意は現地の需要そのもの」と捉え、その期待に応えるために全力を尽くしました。
何より、海外のパートナーが作品を愛し、その魅力を現地のファンに正しく届けたいという強い情熱を持ってくださっていたことが、最大の成果を目指せた要因です。できることを徹底してやり遂げた結果、最終的に想像を大きく超える興行収入を達成できました。
本多:ソーシャルゲーム化プロジェクトでの私のミッションは、ゲームをヒットさせるだけでなく、IPの世界観を守りながら、海外で新たなファン層を獲得することでした。
最大の苦労は、日本とは根本的に異なる海外企業の意思決定スピードや、契約やIPの取り扱いに対する価値観のギャップです。特に「IPの価値をいかに守り、どう広げるか」という相反するテーマに対し、権利元と海外企業の双方と粘り強く対話を重ね、両者が納得できる落としどころを見いだしました。
こうした難局を突破できたのも、電通が長年築いてきた原作元との揺るぎない信頼関係や、権利ビジネスの深い知見、そして文化や商習慣の壁を越える卓越した調整力という、当社ならではの資産があったからです。結果的にゲームは世界的大ヒットとなり、グローバル規模での新規ファン獲得にもつながっています。
──この仕事を通じて得られるやりがいや喜びを教えてください。
清水:私たちの組織では、出資ビジネスを軸としたBtoCの仕事が多いため、ファンの反応をダイレクトに得られる点に大きな手応えがあります。現在は動画配信プラットフォームの普及により、日本での放送とほぼ同時に世界中へ作品を届けられる環境となり、熱狂のモーメントを世界共通で生み出せるのは、この仕事ならではの醍醐味でしょう。
本多:イベントなどでファンの熱量に直接触れた瞬間は、何物にも代えがたい喜びです。海外の会場で、言葉の壁を越えてキャラクターや作品が愛されている光景を目の当たりにすると、この仕事の意義を強く実感します。誰かの日常のなかで、自分が携わった作品が大切にされている。その確かな事実が、次なる挑戦への原動力につながっています。
挑戦を止めない文化。
電通で描くキャリアの新境地とは
──お二人はどのようなキャリアを歩んでこられたのでしょうか。
清水:新卒で電通に入社後、新聞メディアを担当していましたが、「グローバルな舞台で働きたい」という思いから、社内公募を利用して現在の部署に異動しました。
個人の意思を尊重し、挑戦を後押しする電通ならではの環境のおかげで、現在はライツビジネスを軸に新たなアイデアを次々と形にしています。最近ではアニメ作品の海外プロモーションに加え、その世界観をリアルに体験できる展示会の企画・運営にも携わっています。
本多:もともと映像作家のアシスタントとして制作の現場に身を置いていました。そこで感じたのは、優れた作品を創る力と同じくらい、作品を世に届けるための「ビジネスの仕組み」が重要だということでした。その真髄を学ぶべく、電通に入社しました。
入社後は、企画を具現化するための最適なチームビルディングや持続可能なマネタイズ手法など、プロデューサーに必要な能力を徹底的に磨きました。いずれは、クリエイターと共にゼロからオリジナルアニメを立ち上げ、世界に届けることに挑戦したいと考えています。
──エンターテインメント領域のメンバーや組織の魅力も教えてください。
清水:ヒット作品を長年支えるスペシャリストや、コピーライターから映画監督へ転身した異色の経歴を持つ人など、個性豊かなメンバーがそろっています。それでいて、「ナレッジシェア」の意識が根付いていて、誰かの挑戦を周囲が全力でサポートする文化があります。未知の領域であっても、専門家の知見を借りながら成長できる。それがこの組織の大きな魅力だと感じます。
本多:メンバーに共通するのは、エンターテインメントに対する圧倒的な「好き」という気持ちと、譲れないこだわりを持っていることです。日常的に「どうすればこの作品はもっと面白くなるか」「人々の心を動かすには何が必要か」といった本質的な議論が飛び交っており、前向きなエネルギーが充満した環境で、新しい価値を生み出し続ける原動力になっています。
挑戦者の立場で頂点を目指す。
大規模プロジェクトを動かす魅力
──IP事業開発プロデューサーとして、どのような方を求めていますか。
清水:「謙虚さ」を持った方だと思います。大規模な資金や人を動かす立場だからこそ、決して独りよがりにならず、誠実に周囲と向き合い、共感を生むゴールを示す姿勢が不可欠だからです。また、数百名規模のプロジェクトを中断することはできないので、粘り強さや抽象的な議論を具体的な形へと着地させる遂行力も必要になります。
本多:同感です。一方で、経験やスキル以上に「世界に楽しいものを届けたい」という熱意も大切です。IPビジネスは関わる人もフェーズも多岐にわたり、幾多の困難に直面します。壁にぶつかり、心が折れそうなときでも、原点にある情熱を支えに周囲と結束し、力強く物事を前進できる方を歓迎します。
──最後に、電通でこの事業に携わる魅力を教えてください。
清水:作品の出資者としてビジネスを動かし、膨大なネットワークを活用してダイナミックな施策を仕掛けられる点です。「好き」の熱量を形にできる最高のアセットがそろっているので、新たな挑戦の場を求めている方には絶好の環境だと思います。
本多:企画からグローバル展開まで一貫して携われる点は大きな魅力です。アニメの幹事社としては、関係各所を巻き込み、クリエイティブとビジネス双方の視点から企画を磨き上げ、最後まで形にしきる攻めの姿勢を大切にしています。「エンターテインメントの力で世界を動かしたい」という方はぜひご応募ください。
出典:ビズリーチ掲載記事
(2026年6月2日公開)より転載