23REI HANADA | CREATIVE

LIFE

23広告という嫌われ者を
最高のエンタメにする

REI HANADA花田 礼
CREATIVEクリエーティブ2014年入社

Q.今、情熱を持って取り組んでいることはなんですか?

広告を作ることです。 広告は「ただ笑わせたい」「ただ感動させたい」ではなく、「企業の課題解決」という明確な狙いがある目的芸術だと思います。目的や課題があるからこそ、それに対する解法が鮮やかで美しく見えたりする時があります。それが好きで、「算数の問題を解きながら、答えはエンターテイメントに変換して世に送り出す」といった感覚で楽しんでます。それと、誰も広告に期待していない分、良かった時の驚きや感動も大きくなる。企画者的には期待されてないくらいがオイシイ気がします。元々、大学時代はお金なんてほぼ持っていなかったのに自分で制作費を捻出して映像を作ったりしていたので、お金をもらいながら(時には数千万円かけて映像を作ったり)何かを作ることができるのは自分にとってはラッキーだなと思っています。

Q.過去のどのような経験が、今のあなたをつくっていますか?

学生時代ずっと野球部だったのですが、毎日朝練→授業→練習、土日も試合といった自由のない生活が本当に嫌で、その反動で「将来は絶対、時間に縛られない自由な生活をするんだ!」という固い意志を持ちました。その結果、今は「好きな場所で好きな時に好きに考える」状態に近い生活が送れているので、学生時代の抑圧された日々を乗り越えられて良かったです。また、入社後数年間は希望のクリエイティブ配属になれず「もうどうでもいい!クビになっても生きていけるだろうし好きなこともやろう」とプライベートでドローンカメラマンになったことが転機でした。好きなことを全力でやるうちに紆余曲折あり、元々やりたかった広告クリエイティブの仕事ができる環境にたどり着いていました。2018年に東京から関西に異動したことも大きく、さらに自由に面白いこと、好きなことにトライできています。大好きなUSJの仕事もたくさんできてうれしいです。

Q.仕事が旅だとして、あなたが見てみたい、「誰も見たことがない景色」は何ですか?

「広告が一番クールなエンタメ産業である」という景色を作りたいです。仕事をしているとたまに「こんなことやっちゃったら面白くない?さすがにマズいか!」といった子供のいたずらのように作っていく人がいて、そういう人と一緒だと「仕事」というより「探検」のような感覚で進められますし、そっちの方がうまくいきます。 なので「遊び感覚の探検チーム」をどんどん増強していって、クールなものを作り続けていけば、広告がもっとクールなエンタメ産業になるのではと考えています。そして、そのポテンシャルはあると思ってます。時代が変わっても「うちの商品をもっと知ってほしい、好きになってほしい」というニーズを持つ企業は無数に存在し続けると思いますし、短くてリッチなエンタメというのは時代的には有利な形態だと思います。なので、今は基本的に嫌われ者の広告ですが、作り手がサボらず、頑張ればいけると思います、ので頑張らねばと思います。

ドローンで撮影した目黒川の桜

ドローンを操縦する様子

※東京航空局および飛行場所の所有者より許可をいただいて撮影しております。

Q.どんな学生でしたか?

「なんかすごい映像を作る人になるぞ」という意気込みはあったので、学生のCMコンテストに応募するためにCMを考えて、撮って、編集してました。テレビ番組の放送作家見習いもしてました。そう言うとすごく頑張ってたようにも聞こえますが、ゼミにもサークルにも入っていなかったので暇でした。

 

Q.電通に入ろうと思った理由

高校生の時にYouTubeで見た「洋画風の映像に関西弁でアフレコする」ホットペッパーのCMシリーズが今まで見たどんなエンタメよりも好きで、こういうのを作りたいと思いました。調べたら電通という会社の山崎隆明さん(現在は独立)という方が企画していて、そこそこ給料も良い会社らしいと知り、入りたいと思いました。

企画・制作に携わったカップヌードルのCM

企画・制作に携わったクラフトボスのCM

Q.THE 8 WAYSの中で、好きな言葉を教えて下さい。

THE 8 WAYSとは?
WE CHOOSE EXCITEMENT | 迷ったら、面白い方へ。迷ってなくても、その方がいい。

多少つまらなくても正しそうなことの方が賢く見えるし、進みやすいんですが、それをやっても自分が楽しくないので。

Q.百色名刺から、その色を
選んだのはなぜですか?

COLOR
NUMBER
005

藍染めの色名で縹色(はなだいろ)と呼ばれる色を選びました。

Q.入社前の自分と、どこが変わったと思いますか?

入社前は、自分のクリエイティビティに根拠のない自信を持っていましたが、この会社で社内外のいろんなすごい才能と出会うことで、全くそんなことはなかったとわかりました。自分の実力をちゃんと認識することは、何かを作る時に役立ち、アウトプットのクオリティを上げてくれると思います。

 
 

Q.学生時代の
自分に言いたいこと。

センスないくせに、根拠のない自信を持っていろいろ作ってたのが超ナイス。あとは英語をマスターしておけば、もっと可能性が広がったと思います。